高い買い物
この話は長い.
私の人生の中で1番高い買い物をしようとしている.
そもそも,私は関西気質(と言っていいのか…)があり,自分がいいなと思ったものをお得に手に入れられるととても嬉しく思う.
かつ,自分の身の丈に合うのはここくらいの価格帯であろうという設定値が5000円くらいだ.
洋服,趣味のものなどジャンルはいろいろあるが,大概5000円以内(実際は3000円ほど)におさまる.
最近はデパコスなど,本来はまだ自分の丈には合わないがモチベーションを上げるご褒美として購入することも最多で年に3回ほどするようになってきたが,英断とも言えるほどの覚悟を決めないと難しい.
そんな中,100万円近い買い物をしようとしている.結婚式だ.
もともと,入籍して何年かしてから式を挙げる計画であったが,義理のお母様の言いつけにより,早急にあげる必要になった.
(先にあげないと同時期に結婚予定のあった彼の兄弟の結婚を認めないという,人質をとられたためである)
堂々と言えることではないが,もちろん貯金なんてものはほとんどない.
・生活費(家賃・食事・電気) 50%
・積み立て 20%
・実家へ感謝費 20%
余りが自分用のお金となる.
生々しい話にはなるが,社会人3年目のピヨピヨ🐣にとって,現実はかなり逼迫している.結局のところ,式の費用はボーナスと積み立てと実家への感謝費を一時的に借りて支払う.
そうして,式の打合せなどしていると,結婚式というのはカップルのどちらか又はどちらもお金に大変余裕があり,準備にも時間をかけてやっていかないと揉め事が多いイベントだろうなと痛感する.
私達の場合,彼は普段の買い物の単価が高い.
自己投資に惜しまないタイプである…が,人への投資は切り詰めるタイプである.笑
私の価値観とは真逆に等しい.他人へのサービスについては惜しむという考えを当てはめる意味がわからない私にとって,意見が食い違うことがとても多い.
まあ,結局のところ内訳を知るのも自分たちのみになるため,他人にかける義理はないという論理も理解はできる.かつ,ここで難しいのは彼の方が親族からの支援が手厚く,私が用意できない額になったら一時的に負担してくれるという話なのである.
彼は月給の6割を自分に使えるほか,親族からの支援額はすでに結婚式費用ほどに到達する.普通に羨ましい.
それでも意見をお互いが分かり合えるまで話し合うという習慣がついているので,決別まで行くこともなく,なんやかんや楽しく進められてはいるのだが,ここで精神的に終わるカップルが多いだろうと思った.
要するにこの話は悶々とした気持ちの表れなので長い.他人を許容するというのは,何年歳を重ねても難しいものなのだろう.
結婚までの道のりについては,それなりにドラマチックで日々の進行内容的にも頑張っていると自負してるので,またこっそりとまとめてみよう.